マヨを開ける時、パッケージを見たら
「開栓後は、できるだけ一ヶ月以内でお召し上がり下さい」
とあった。
「そうか、それは気付かなかった。いつも一ヶ月以内とまではいかないけど、早く使い終わるからいいや」
この時は、そういう表示に気付いただけでもまだいい、と判断した。
塩コショウを使う時に、
「そういえば塩コショウの賞味期限って…」
と見てみると、食べ物だったらとっくに朽ち果ててる一年以上前。
「まぁ粉だし、そのうち変えればいっか」
相変わらず危機感もなく、元の場所へしまう。
今度はココアを作りながら、賞味期限を見ると、日付はこれもまた一年近く前。
よくぞこんなズボラな環境で生きていけるなと、人間のしたたかさと添加物の凄さを噛み締めながら、ふとコーヒー瓶を手に取る。
すると、どうしたことか。
三分の一ほど残っていた粉は、底の方で完全に固まり、しかも表面はうっすら白いふわふわしたもので覆われている。
賞味期限を確かめるつもりが、もはやそういう次元の話ではないのが一目瞭然だ。
ゴミ出し日までと、瓶をそっと元の場所へ戻し、猫谷は静かに塩コショウの買い替えを決意した。
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